火星への旅


◆軌道を利用した3つの代表的な飛行タイプ

Archie C. Young 「Mars Mission Concepts and Oppotunities」より


火星フライバイ

着陸せずに火星付近を通過し地球に戻る。
2機使用することにより、火星への短縮滞在も可能である。



コンジャンクション型

単独の軌道としてはエネルギーが最少で済む。
ただし1年以上火星に滞在する必要がある。



オポジション型

数ヶ月火星に滞在する。金星の重力を利用する方法もある。


◆地球からの輸送計画

地球から火星へと輸送する内容を以下に示す。

300人(内150人は定住者)
食料1年分
       建物関係  エアドーム型実験施設、火星ファーム用の空気膜、土台、居住ユニット、コントロールセンター及び各施設ユニット、設備機材など
建設機械類トラック、採掘機、ローバー、ブルドーザーなど
太陽発電関係太陽発電衛星、レクテナ(受電整流設備)


これらを合わせると総重量は約4000トンとなる。一般に75トンの貨物を火星へ降ろすのに、地球低軌道上で総重量5トンの宇宙船が必要とされる。したがって、4000トンの貨物を運ぶには総重量2700トンを地球低軌道上で運ばなければならない。現在のスペースシャトルで一度に30トンを地球低軌道上に運べるとすると、計900回の飛行を必要とする。仮に2011年から2057年までの46年間をかけて輸送を行うと、一年に約20回の飛行ということになる。